獣医臨床検査・腫瘍診断サポート |神奈川県動物病院|ひらの動物病院
ひらの動物病院では、確定診断に基づいたインフォームド・コンセントを重視し、常に診断精度の高い獣医療を心がけています。腫瘍性疾患(癌)、循環器疾患(弁膜症・心臓病)、代謝性疾患等の難治性疾患の診断・治療に積極的に取り組んでおり、近隣の動物病院からの紹介・依頼診療・相互協力の積極的な受入れを含む、1.5次診療病院化を目指した地域貢献・地域獣医療水準の向上に取り組んでいます。

また精査終了後は『診療結果報告書』に、画像を含む全ての検査結果を添えてご家族にお渡しする事で、病態に対する充分なご理解を頂くと伴に、診療情報の共有・獣医療の透明性を常に心がけています。本サイトでは、当院での『獣医臨床検査・腫瘍診断記録』を公開します。

尚、当院のご紹介・ご案内は ひらの動物病院ホームページ http://www.hirano-vets.com をご参照ください。宜しくお願い致します

【ひらの動物病院にて常時可能な臨床検査】
カラードップラー超音波心臓検査・カラードップラー超音波腹部検査・デジタルレントゲン検査・電子内視鏡検査(先端径5.5mm/全長1000mm :生検可能)・血液学的検査一般・血液生化学的検査一般・各種ウィルス検査・FDP定量・C-CRP定量・解析機能付心電図検査・細胞診検査・ACTH 試験・デスモプレシン投与反応試験・圧平式眼圧測定etc.
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# 肥大型心筋症

〔検査目的〕肥大型心筋症について定期検査(前回心エコー検査約3ヶ月前)。現在、アテノロール投与継続中。

〔検査内容〕カラードップラー心臓超音波検査

〔検査結果〕●対称性肥大型心筋症(心内膜の不整な肥厚、心室中隔流出路線維性肥厚を伴う) ●軽度の大動脈弁下部狭窄(AS)及び軽度の大動脈弁逆流(AR)、重度の僧帽弁逆流(MR)、軽度の三尖弁逆流(TR)を伴う / 心筋肥大の傾向は前回より軽減しています。左心室内心内膜には不整な肥厚がみられ、拘束型心筋症にやや類似して認められる。心室中隔の左室流出路部の肥厚、突出により、大動脈弁下狭窄が認められるがが、流速は低下しており左室圧の低下、左房圧の低下が示唆される。依然として僧帽弁の形態には異常は認められないが、心筋症に伴う重度のMRがみられます。MR流速は前回検査時より上昇しており、左房圧が低下している判断される。僧帽弁前尖の収縮期前方運動(SAM)が依然認められる。SAMの影響で、心室中隔の左室流出路心内膜は重度に肥厚して認められる。これらの問題に伴って、左心室拡張性低下、左心系容量負荷上昇、左室圧負荷上昇が存在するが、前回検査時よりいずれの問題も改善傾向にあると判断する。心不全は代償期であり、心不全分類はISACHC class1b〜2と考える。アテノロールに加えてACE-Iの併用ならびに血栓症予防を目的としてジピリダモール、クロピドグレル等の投与開始が勧められる。 



| - | - | 21:22 | category: 心筋症 |
# 肥大型心筋症

〔検査目的〕外来診療中に聴取された心雑音について検査

〔検査内容〕カラードップラー心臓超音波検査

〔検査結果〕対称性肥大型心筋症 (心内膜の不整な肥厚、大動脈弁下部狭窄及び重度の僧帽弁逆流(MR)を伴う。左心室拡張性低下、左心系容量負荷上昇、左室圧負荷上昇が認められる。アテノロール投薬開始が望ましいと考える)



| - | - | 10:35 | category: 心筋症 |
# 肥大型心筋症

〔検査目的〕肥大型心筋症について、前回検査から三ヵ月後の定期検査

〔検査内容〕カラードップラー心臓超音波検査

〔検査結果〕肥大型心筋症(塩酸ベナゼプリル・ジルチアゼム塩酸塩・アテノロール投薬経過中において病態に大きな変動は認められない)



| - | - | 19:58 | category: 心筋症 |
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ひらの動物病院
〒242-0007
神奈川県大和市中央林間2-3-11
TEL:046(272)5300

獣医師・管理責任者:平野由夫
リンパ球培養プログラム修了
免疫細胞培養師
現代レイキマスター
獣医再生医療研究会
日本獣医がん学会
日本獣医麻酔外科学会


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獣医免疫療法実績掲載情報

ひらの動物病院:活性化自己リンパ球移入療法(CAT療法)の実施により15ヶ月間の良好なQOLが得られた犬の肝細胞癌の一例.Companion Animal Practice.チクサン出版:49-55,No.260.2011.



ひらの動物病院:不完全切除後の乳腺癌症例に対して活性化自己リンパ球移入療法(CAT療法)を実施し,12カ月間の局所再発ならびに転移の制御,良好なQOLが得られた犬の一例.Companion Animal Practice.チクサン出版:59-66,No.258.2010.

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