〔検査目的〕肥大型心筋症について定期検査(前回心エコー検査約3ヶ月前)。現在、アテノロール投与継続中。
〔検査内容〕カラードップラー心臓超音波検査
〔検査結果〕●対称性肥大型心筋症(心内膜の不整な肥厚、心室中隔流出路線維性肥厚を伴う) ●軽度の大動脈弁下部狭窄(AS)及び軽度の大動脈弁逆流(AR)、重度の僧帽弁逆流(MR)、軽度の三尖弁逆流(TR)を伴う / 心筋肥大の傾向は前回より軽減しています。左心室内心内膜には不整な肥厚がみられ、拘束型心筋症にやや類似して認められる。心室中隔の左室流出路部の肥厚、突出により、大動脈弁下狭窄が認められるがが、流速は低下しており左室圧の低下、左房圧の低下が示唆される。依然として僧帽弁の形態には異常は認められないが、心筋症に伴う重度のMRがみられます。MR流速は前回検査時より上昇しており、左房圧が低下している判断される。僧帽弁前尖の収縮期前方運動(SAM)が依然認められる。SAMの影響で、心室中隔の左室流出路心内膜は重度に肥厚して認められる。これらの問題に伴って、左心室拡張性低下、左心系容量負荷上昇、左室圧負荷上昇が存在するが、前回検査時よりいずれの問題も改善傾向にあると判断する。心不全は代償期であり、心不全分類はISACHC class1b〜2と考える。アテノロールに加えてACE-Iの併用ならびに血栓症予防を目的としてジピリダモール、クロピドグレル等の投与開始が勧められる。
# 肥大型心筋症
2010.11.09 Tuesday
# 肥大型心筋症
2010.09.28 Tuesday
〔検査目的〕外来診療中に聴取された心雑音について検査
〔検査内容〕カラードップラー心臓超音波検査
〔検査結果〕対称性肥大型心筋症 (心内膜の不整な肥厚、大動脈弁下部狭窄及び重度の僧帽弁逆流(MR)を伴う。左心室拡張性低下、左心系容量負荷上昇、左室圧負荷上昇が認められる。アテノロール投薬開始が望ましいと考える)
# 肥大型心筋症
2010.09.08 Wednesday
〔検査目的〕肥大型心筋症について、前回検査から三ヵ月後の定期検査
〔検査内容〕カラードップラー心臓超音波検査
〔検査結果〕肥大型心筋症(塩酸ベナゼプリル・ジルチアゼム塩酸塩・アテノロール投薬経過中において病態に大きな変動は認められない)
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